MyQTHがわかるサービス

はじめに

スマートフォンのGPS機能を使って現在位置の住所やJCC/JCGコード・グリッドロケータを調べるMyQTH を作ってみました。

使い方

 最初にMyQTHを開くと端末の位置情報へのアクセス許可を確認してきますので許可してください。端末位置情報から特定した住所・JCC/JCGコード・グリッドロケータ・経度緯度情報(国土地理院地図へのリンク付)・標高がポップアップ表示されます。

 GPSの受信状況によっては現在位置に誤差がある場合があります。マーカーをドラッグするとドラッグした位置の情報を表示しますので必要に応じて修正してください。また地図上をクリックするとクリックした位置の情報が表示されます。再度位置を計測したい場合は画面上のQTHボタンを押してください。

 画面上に現在時刻が表示されていますのでスクリーンショットを簡易的なエビデンスとして使うこともできるかと思います。なお、ドラッグでマーカーを移動した場合は緯度・経度がイタリック体で表示されGPS計測時と区別しています。

SOTA/POTA/JAFFアクティベータの方へ

 SOTA/POTA/JAFFアクティベータの方にはMyACTを用意しました。自局のQTHと共にSOTAサミット・POTA/JAFFリファレンスが地図上に表示されます。アクティベーション先の検討やアクティベーション時の自局位置の確認にご利用ください。

 尚、地図上の青いエリアはPOTA/JAFFリファレンスの対象エリアです。青いエリアの上でマウスをクリック(スマートフォンではタップ)をすると上図のようにエリアのリファレンスが表示されます。

 また地図中の丸いマーカはSOTAサミットです。マーカ内に表示されている数字はSOTAサミットがアクティベーションされた回数になります。クリックすると下図のようにSOTAサミット情報に加えJCC/JCGコードとアクティベーションゾーンの範囲がわかります。SOTAwatchLiveと併せてご利用下さい。

また公園名・山岳名やリファレンスIDから検索を行うこともできます。

 

 なお表示設定は歯車アイコンで開く以下のダイアログで行ってください。表示対象とするアワード・マーカの表示などをカスタマイズすることができます。表示するマーカの数は都市公園の多い都市部では一番右(全ての公園を表示するズームレベル12)、比較的公園の少ないエリアではズームレベル11または10程度に設定してください。
 マーカーの緯度・経度の表示はデフォルトでは国土地理院地図へリンクされています。「Google Mapへリンク」をチェックするとGoogle Mapの衛星写真の地図にリンク先が変更されます。
 またマーカの緯度・経度をMAPCODEで表示することもできます。MAPCODEに対応したカーナビでは11桁の数字を使って目的地設定を簡単に行うことができます。
※POTAログのアップロード等追加機能についてはこちらをご確認下さい

謝辞

 SOTAサミットのJCC/JCG情報はJA1CTC小林さんに、POTAの位置情報はJH2XEM局から、またPOTA/JAFFのクロスリファレンス情報はJF7RJM安孫子さんにご提供いただきました。リバースジオコーダとJCC/JCGコードの対応表の整備にはJJ1BBY局にご協力いただいています。各局ありがとうございました。

ご注意

  •  表示されている住所は国土地理院地図のリバースジオコーダが返したものをそのまま表示しています。古い住所表記の場合がありますので、最新の情報を確認したい場合は、経度・緯度をクリックして表示される国土地理院地図でご確認ください。
    ※国土地理院地図の左下の矢印をクリックすると以下のような詳細情報が表示されます。
  • 公園エリアの形状は実際のエリアと違うことがありますのでご注意ください(一部形状を簡略化しています)。

その他

 本システムは緯度経度情報からJCC/JCGコード等の情報を返すこちらのAPIを使って実装されています。このAPIでは国土地理院のリバースジオコーダを使って与えられた緯度経度情報から市区町村コード(muniCd)を入手し、こちらの変換表を使って住所・JCC/JCGコード等に変換しています。データに誤りなどございましたら以下の連絡先までご指摘いただけると助かります。

【連絡先】Twitter: @jl1nie メール: jl1nie@jarl.com

 また自然公園区域については国土地理院のデータを元に独自にPOTA/JAFFのリファレンスを割り合てています。誤りを見つけられた場合は、区域内で右クリックをすると以下のように領域を識別するID番号が出てきます(以下の例では71)ので、前述の連絡先まで領域のID番号・修正内容(できれば修正根拠もお知らせいただけると助かります)をご連絡いただければ幸いです。

MyQTHがわかるサービス」への6件のフィードバック

  1. バックグラウンドに表示される地図を現状の物から環境アセスメントデータベースで作成した国立・国定・県立公園の区域地図に置き換える事は可能でしょうか?
    これが可能であれば、JAFF移動時に自地点が公園区域内かどうかの確認が容易になるので、便利かと思いまして、お尋ねする次第です。

    参照する地図データのURLは、

    https://www2.env.go.jp/eiadb/ebidbs/Service/PermaLinkAgreement?pLink=132889635699124121_d2j3v4s2dor5cja3zbej20k3

    です。
    よろしくお願いいたします。

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    1. お問い合わせありがとうございます。
      私も実現できたらと思っているのですが簡単な置き換えでは出来ません。
      環境アセスDBがベースに使っている地図はmyqth.gaと同じ「地理院タイル」と呼ばれるビットマップイメージです。
      環境アセスDBでは各公園の境界を示すデータを元に、地理院タイルの上に境界を毎回描画して区域地図としています。
      こちらも同じような処理を作り込む必要があり現在検討中です。実現まで今しばらくお待ち下さい。

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  2. 貴ソフト公開について「hamlife」掲載で知りました。早速ソフトを働かせます。申し分ないソフトです。
    でもQTH表記が少々違います。この住所表記は国土地理院の誤りですか?訂正の仕方など充実したソフトになりますよう祈念しています。

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    1. ご連絡ありがとうございました。
      こちらでの確認してみたところ国土地理院のリバースジオコーダの返す住所表記が古く、地理院地図の住所表記が異なっているようです。記事中に地理院地図の確認方法を記載にしましたのご確認ください。

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